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コラム

「企業・大学の最前線」これからは共同研究する時代

「企業・大学の最前線」これからは共同研究する時代

昔は、大学はいろいろと研究をするだけ。

企業は、どんどんお金を儲けるだけ。

なんて、発想が通じるのは昔の話。

 

これからの時代は、企業と大学が協力をしてお互いの得意分野の掛け合わせなんてことが主流になっていくのではないでしょうか。

 

そうすることで、今までに無いすごいものが、生まれてきちゃうなんてこともあるのではないでしょうか。

産学連携なんて言葉も最近よく聞きますよね。

文系の人は、なかなか企業の人と協力して何かをやるというイメージはつかないかもしれません。

しかし、理系の人だと何々研究室はどこどこの企業と提携して何か開発しているなんてことは、よく聞くのではないでしょうか。

大学の研究室と企業のコネクションが強いところだと、学生を企業に送り込んで実際に企業の研究室で作業させるなんて話もざらにあります。

それだけ、実はもう身近なところまで共同研究というのは、きているということです。

以下では、企業と大学の共同研究でうまくいっている事例について取り上げていきたいと思います。

株式会社マンナン工房ひだ/岐阜大学応用生物科学部の共同研究


このマンナンというのは、こんにゃくの中の成分のことです。

マンナン
mannan

マンノースをおもな構成単位とする多糖類の総称。マンノースのみから成るものもあるが,ガラクトースあるいはグルコースを含むものもあり,これらはガラクトマンナングルコマンナンのように呼ばれる

引用元:コトバンク

これを聞いて分かった方もいるともいますが、この企業はこんにゃくを製造販売している会社です。

実はこんにゃくは、90%以上は水のため、水がきれいな場所で作るとおいしい物ができるそうです。

そのため、綺麗な水が流れている岐阜の山奥で共同研究をして製造販売をしています。

でも、おいしいこんにゃくなんて既にたくさんあります。

この企業と大学の共同研究の何がすごいのかというと、

 

冷凍しても美味しく食べられるこんにゃく

 

を作ったのです。

こんにゃくを冷凍したことがある人ならわかると思いますが、冷凍すると食感が通常のものではなくなりおいしくありません。

なぜ、このような製品を作ることができたかというと、こんにゃくにあるものを混ぜることで成しえたそうです。

これも、大学と企業の共同研究があってからこそです。

大学の教授が、その混ぜるものを探して、企業がそれを実際に作ってみたり配合を変えてみたりと試行錯誤の末に作ることができたそうです。

 

株式会社LIXIL/東北大学工学部の共同研究


この企業は、名前を聞いたことがある人が多いのではないでしょうか。

この会社は、トイレやお風呂など家の設備を作っている企業です。

共同研究をした、大学の教授が主に研究をしているのは街づくりとエネルギーについてです。

これは、何を共同で研究しているのかイメージはしにくいいですね(笑)

共同研究で作っているものは

 

ゼロエネルギートイレ

 

です。

詳しく説明すると、電気が災害時に落ちちゃったとしても自力で発電できるトイレのことです。

画期的な発明ですね。

簡単に仕組みを説明すると、トイレの水を流すときに水力発電できるように蓄電器を見えないところに併設しているのです。

大学は、ゼロエネルギートイレを使って蓄電時間と必要な水の量、停電時の照明の明るさなどを検証します。

企業では、実際に発電機を作ったり、LEDを作ったりという共同作業です。

 

日建工学株式会社/味の素株式会社/徳島大学理工学部の共同研究


日建工学(株)は、コンクリートブロック製造の企業です。

味の素(株)は言わずと知れた、食品企業ですね。

こちらの共同研究は、アミノ酸とコンクリートブロックを使った製品です。

 

アミノ酸入りコンクリート

 

ここで気になるのが、どんな特性があるのかですよね。

このブロックを海とか川に入れることでコケや海藻が生えたりして魚がいっぱい集まっていい環境にできるという特性です。

更に、アミノ酸入りコンクリートに付着したコケの成長スピードは5~10倍ということもあり、短時間でしっかりとコケを生やすことができます。

この共同研究では

味の素(株)がアミノ酸のエキスパート

日建工学(株)がコンクリートのエキスパート

徳島大学が環境のエキスパート

という感じですね。

まとめ


いかがでしたか。

今までは、大学の研究室でやっていたことが実際に社会でこう使われているのかと分かりましたよね。

見える化することによってモチベーションアップも図ることができるのではないでしょうか。

大学では、学生が社会貢献を目の当たりにすることができる。

企業では、今までにない製品を作ることができる可能性がある。

お互いにとって共同研究というのは、メリットがあるし、これからの社会にとって当たり前のことなっていくのではないでしょうか。

以下に共同研究の紹介で登場した企業や大学のURLを記載しておきます。

株式会社マンナン   https://mannan.co.jp/

岐阜大学         http://www.gifu-u.ac.jp/

株式会社LIXIL               http://www.lixil.co.jp/

東北大学              http://www.tohoku.ac.jp/japanese/

日建工学株式会社  http://www.nikken-kogaku.co.jp/

味の素株式会社   http://www.ajinomoto.com/jp/?scid=av_ot_pc_cojphead_company

徳島大学      http://www.tokushima-u.ac.jp/

 

また、この記事は2016年12月11日放送のがっちりマンデーを参照しています。

がっちりマンデー   http://www.tbs.co.jp/gacchiri/

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