留学経験はアリゾナ州に一か月だけ。現在は北米へのインターンに向けてコツコツ準備中ですが、皆さんにこれだけはわかってほしいということがあるので留学についての記事を書きます。

 

そもそも私が留学についての記事を書こうと思い立ったきっかけは、私が参加した学校主催のアリゾナ州立大学への語学留学プログラムの募集のための説明会で体験談を話させていただく機会が何度かあり、そのたびに「あーもー、みんなわかってない!!!」と感じたことでした。ただ、初めて留学に行く方は留学先で実際にどんな生活を送るのかわからないのは当然です。ですから、だれもが海外に行ってみて、こうすればよかった、ああすればよかったと後悔するわけです。それでもあなたの留学を素晴らしい海外経験にするために、留学先選びに関してこれだけは押さえておかなくちゃならないポイントを一つ紹介します。

 

phenix

 

「日本人率」がすべて

最初に一番重要なことを言ってしまいました。ここで納得した方はこの先読まなくていいです。他の記事を読んでください。留学に言ったことのある方は当然だろうと思いますよね。でもこんなに重要で当たり前のことなのに留学の行く前の人中にはわかってない人がいるんです。説明会で自分の体験を話した後、私は毎回プログラムの宣伝として留学先の日本人率が20%以下でほかのプログラムは90%を超えてるところもあるという話をするのですが、むしろそれをデメリットをとらえてしまう方がいました。

 

確かに全く知らない世界に一人だけで行くわけですから留学は行くだけでもかなりの冒険です。ですから日本人がいないというのは不安要素になってしまうのかもしれません。でも日本人が多すぎて後悔することはあっても、少なすぎて後悔することはありません。全くいないと不自由なこともありますが、5%を下回る留学先はなかなか探しても見つからないと思います。どこでも日本人はいるのです。

 

 

日本人しかいなければそこは日本

留学の目的は海外体験をすることです。速読の速さを上げることでも、文法事項を確認するわけでもありません。そんなことは日本にいるうちにやりましょう。日本人率の高い留学先では、教室の中の95%が日本人でネイティブの先生が教壇で教科書を音読している。こんな授業風景がよく見られます。私の友人が二人別々の日本人率の高い留学先に行きましたがまさにこんな感じだったようです。このような光景は日本の大学の授業でよく見かけませんか?これではわざわざ留学した意味がありません。しかも、ネイティブの先生もずっと日本人に英語を教えているので日本人の英語にかなり慣れて、さらに日本語が理解できるなんてこともあるようです。

 

ここで重要なのが相手がどれだけ日本人の話す英語になれているかです。日本に来て1年以上たっている外国の方とは英語でちゃんと話せるのに、日本に来てまだ数か月の人と話すと全く通じない・・・。こんな経験をお持ちの方はいませんか?まだ、外国に来たてに外国の方と話したことがないならわからないと思いますが、そんな方が日本に来たての外国人と話すと普段英語の先生と流暢に会話できている人が、その外国人とは会話が成り立たなくて自信を喪失するでしょう。

 

なぜこのようなことが起こるのか。それは普段私たちが学び、話し、聞いている英語がジャパニッシュ(和製英語)だからです。

 

それは言い過ぎと思った方もいるでしょう。確かに言いすぎました。ごめんなさい。(ジャパニッシュの定義にはいろいろありますがここでは広義的な意味で使っています)

 

でも、日本人だけが持つ英語の常識というのは日本にいてもわかりませんが、留学すれば非常に多いことに驚きます。一番の問題はやはり発音で日本語にはカタカナ英語たくさんあるのでそれにつられて正しく発音できない単語がたくさんあります。そもそも受験勉強で単語は覚えるとき正しく発音できるのは二の次三の次で、授業でしっかり運用できる程度まで学んだ単語は本当に少ないです。また、ほぼすべての人が正しくthの発音ができないという問題に直面します。これも日本ならば逆にthの発音が正しくできる人はいないので文脈から判断するという暗黙の了解がありますが、海外ではそんな常識ありません。私のホストブラザーはアラビア系だったのですが、pがどうしても発音できず全部bになってるし、pとbの聞き取りの区別も全くつかないので音声学の授業でそんな彼のことを思わず笑ってしまいました。pとbって全然違いますよね。なんでわからないのか不思議です。でも海外の方から見るとthがどうしても言えずにsと同じだと思っている日本人はこんな風に滑稽なんだと思います。さらにカタカナ英語意味が少しずれていたりするのです。例えばスマートのように全く違う意味のカタカナ英語もあったりするのでこれも通じない原因になります。また私たちが学んでいるのは受験英語なので受験の中では使われるけど実はおかしな言い回しがあるんです。

 

これらは立派な海外体験でこういう発見はなるべく多くした方がいいです。日本に帰ってこれらのことを意識して勉強すれば次に海外に行くときはもっとコミュニケーションをとれるようになると思います。少なくとも日本にいてもthを正しく発音しようとなんて思いませんよね。逆に正しく発音すると日本人には通じない場合が・・・

 

私は英語が得意ではないというのもあると思いますが、受験上知っている単語の半分は外国の方の前でいきなり発音しても全く通じませんでした。今思い浮かぶ例として、割と理系大学の受験問題にはよく出てくるfuel(燃料)という単語が思いつくきます。この単語を学校や塾で日本人が普通に発音する音で発音しても全く通じません。しかし、日本に帰ってネイティブの先生にうっかり間違った音で発音したところ通じてしまって驚いたのですが、このように日本にいるネイティブと呼ばれる人たちはかなりジャパニッシュに染まっていて、日本人にはむしろジャパニッシュのほうが通じやすかったりします。

 

ジャパニッシュが問答無用で通じない。それが海外で生きている人々で、あなたがジャパニッシュを話した瞬間にしかめ面して突っかかてきます。いつ突っかかってくるかわからない恐怖の中で、できるだけネイティブぽくしゃべるように努力しつつ、思わぬところで通じずにこれが通じないのかと驚愕する。それが正しい留学先での英会話です。

 

そんなこんなで頑張ってコミュニケーションをとっているとだんだんわかってくるのですが、ほかの国の日々とも自信ありげにしゃっべている割にはめちゃくちゃな英語をしゃっべています。やっぱり日本人の次に話しやすいのがネイティブでした。またあそこの国の人とは話しやすいけどあっちの人は話しにくいなど人によって国ごとに好みがわかれて行きます。同じ日本人でも好みがわかれたりするので面白いです。

 

img_5179

 

必要に迫られないと上達しない

そもそも、なんでわざわざ留学するのでしょうか。留学費は明らかに高額で日本で英会話教室に行った方がずっと安く済みます。この問いに対する私の答えは「英語を使わざる負えない状況に自分を追い込む」です。人は必要に迫られないと本気で努力できないと思っています。(できる人もいますが私はできません。そしてあなたもできません)公用語が英語の世界で、新しい環境の中、新しい人間関係を築くためには英語でコミュニケーションをとるしかなく、否応なしに英語でしゃべることになります。個人差はあると思いますが、英語を学ぶという漠然とした欲求よりも自分が今いる集団の中でちゃんと人間関係を気づきたいという思いの方が強いので後者をモチベーションとして英語を話した方がより真剣になれるわけです。

 

ここで日本人率が重要になってきます。日本人とは英語で話していて話しやすいですし暗黙の了解で意思疎通ができます。また日本人で集まって話していると英語で話すのがばかばかしくなって結局日本語で話すことになります。私も外国であっても完全に日本人しかいないところで英語を話すのは気が引けました。つまり、日本人という存在が英語を話さざるおえなくなった自分の逃げ道になってしまうということです。

 

とはいっても最初のうちは日本人同士であつまることも多いと思います。これはほかの国の人でも同じで、どこの国の人でも最初にできる友達は同じ国籍の友達なのかもしれません。でもそこから英語を話しやすい環境を得るために自分の身を多国籍の集団に送るとき、日本人ばかりだとその難易度は高くなります。

 

ですからただ日本人が少ないだけではなく、様々な国籍の学生がまんべんなくいる留学先がベストということです。